この度、Takuro Someya Contemporary Artでは、5月9日(土) より「今井俊介、岡﨑乾二郎、 大山エンリコイサム」による展覧会を開催いたします。 本展覧会では、三人の作品に現された「色」や「象(かたち)」を通じることで、彼らのリサーチや実践、思想や経験も含め、私たち一人一人にとっても一つのタイムラインとして織り合わせてみる機会になれば幸いです。
今井 俊介
1978年 福井県生まれ、東京在住。絵画の基本的要素である、色、形、空間についての考察を元に作品を制作。カラフルなストライプ柄が重なり合う構図を描き、平面の可能性と「観ること」の根本的な意味を探求する。主な展覧会に、「VOCA展2015 現代美術の展望ー新しい平面の作家たち」上野の森美術館(東京、2015)、「絵画の在りか」東京オペラシティ・アートギャラリー(東京、2014)、「第8回 shiseido art egg今井俊介 “range finder”」資生堂ギャラリー(東京、2014)、「surface / volume」 HAGIWARA PROJECTS (東京、2013) / LOOP HOLE (東京、2012)、「SSS – expanded painting」 MISAKO & ROSEN(東京、2010)など。
http://imsn.info
岡崎乾二郎
1955年東京生まれ。1982年パリ・ビエンナーレ招聘以来、数多くの国際展に出品。「灰塚アースワーク・プロジェクト」、「なかつくに公園」等のランドスケープデザイン、2002年「ヴェネツィア・ビエンナーレ第8回建築展」(日本館ディレクター)、2007年現代舞踊家トリシャ・ブラウンとのコラボレーションなど、つねに先鋭的な芸術活動を展開してきた。東京都現代美術館(2009~2010年)における特集展示では、1980年代の立体作品から最新の絵画まで俯瞰。2014年BankART1929「かたちの発語展」では、彫刻やタイルを中心に最新作を発表した。 主な著書に『ルネサンス 経験の条件』( 文春学藝ライブラリー、文藝春秋 2014年)、『れろれろくん』(小学館 2004年/絵本、文:ぱくきょんみ)、『ぽぱーぺ ぽぴぱっぷ』(クレヨンハウス 2004年/絵本、文:谷川俊太郎)。
http://kenjirookazaki.com/
大山エンリコイサム
1983年、イタリア人の父と日本人の母のもと東京に生まれる。グラフィティ文化の視覚表現を翻案したモチーフ「クイック・ターン・ストラクチャー(Quick Turn Structure)」をベースに壁画やペインティング作品を発表し、注目を集める。また、パリ・コレクションでコム デ ギャルソンにアートワークを提供(2011年)、著書『アゲインスト・リテラシー ──グラフィティ文化論』を刊行(LIXIL出版、2015年)するなど活動を広げている。アジアン・カルチュラル・カウンシル2011年度グランティ(ニューヨーク滞在)。現在ニューヨーク在住。
http://www.enricoletter.net
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会期:2015 年 5 月 9 日 (土) – 6 月 6 日 (土)
開廊:火曜 – 土曜 12:00 – 19:00 (休廊 日曜・月曜・祝日)
オープニングレセプション:5 月 9 日(土) 18:00 – 20:00
協力:urizen, HAGIWARA PROJECTS