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Past Exhibition

Enrico Isamu Ōyama / Yuta Hayakawa フィジカルの速度 / Physical Kinetics

1 September - 6 October, 2012

Venue : TSCA Tokyo

  • Left: Oyama Enrico Isamu Letter “FFIGURATI #22″ 2012, Lacquer Paint, Waterbase Paint, Mechanical Pencil and Pencil on Graph Paper, 255mm × 178.5mm, Right: Yuta Hayakawa “our” 2012, Paper, Lacquer, Water, 376 x 288 mm

  • “Physical Kinetics” installation view at TSCA, 2012

  • “Physical Kinetics” installation view at TSCA, 2012

  • “Physical Kinetics” installation view at TSCA, 2012

  • “Physical Kinetics” installation view at TSCA, 2012

  • “Physical Kinetics” installation view at TSCA, 2012

  • “Physical Kinetics” installation view at TSCA, 2012

  • “Physical Kinetics” installation view at TSCA, 2012


【大山エンリコイサム】

1983年東京都生まれ。2007年慶応義塾大学卒業。2009年東京藝術大学大学院修士課程修了。主な展覧会に「あいちトリエンナーレ2010」(2010, 名古屋)、「松戸アートラインプロジェクト2010」 (2010, 千葉)、「Padiglione Italia nel Mondo: Biennale di Venezia 2011」(2011, イタリア文化会館, 東京)、「Still Spot」(2012, Skylight Gallery, NY)。共著に『アーキテクチャとクラウド―情報による空間の変容』(ミルグラフ, 2010)、論文に「バンクシーズ・リテラシー――監視の視線から見晴らしのよい視野にむかって」(「ユリイカ」2011年8月号, 青土社)など。アジアン・カルチュラル・カウンシル2011年度フェローシップ(ニューヨーク滞在)

大山エンリコイサムは、「Quick Turn Structure(急旋回構造) 」という言葉をモチーフに与え、ペインティングやインスタレーション、壁画、彫刻などの作品を発表してきました。反復する記号を集積することで、それが像 や量塊となる特異点を探りつつ、それら両者の間にある緊張感を作品の中に忍び込ませています。それはミクロとマクロが形成する生態系や、それが動き出す過 程の描出とも言えるでしょう。ストリートアートへの考察と実践も基礎に据え、社会制度や都市計画における外延や内包をアーティストとしてハイライトできる 希有な存在として期待されています。2011年秋のパリ・コレクションをはじめとするCOMME des GAR ONSへのアートワーク提供なども記憶に新しい大山ですが、本展では、昨年から本年へかけてアジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)でのNY滞在制 作を経て進化させたQTSの新しい大作ペインティング、運動指向性の異なる急旋回構造の2つのドローイング、スチロールの塊に熱線でカービングを施す彫刻 インスタレーションを発表。

 

【早川祐太】

1984年岐阜県生まれ。
2008年武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。2010年同大修士課程修了。
主な展覧会に「Re:Membering-The Next of Japan」(2009, Alternative Space LOOP, ソウル)、「”NO FUTURE”, NO FUTURE」(2009, Art Center Ongoing, 東京)、「from/to #5」(2009, WAKO WORKS OF ART, 東京)、「5th Dimension」(2010, フランス大使館, 東京)、「Flow 早川祐太 x ジェームス・ウェリング」(2010, Ambiguous Gallery, 東京)、「αM2010『複合回路』」(2010, galleryαM, 東京)、「:discovery」 (2011, Art Center Ongoing, 東京)

早川祐太は、立体作品やインスタレーションを中心に、物理学的に引力や重力、張力の現象とされ、気に留めたり見るべき対象とされないようなことを扱ってき ました。2009年にワコウ・ワークス・オブ・アートで発表された作品「about us」では、大きくバランスを取る真っ白な石膏の板で、2010年のαМでの個展『複合回路 認識の境界気配』では「The moon is a big rock」によって水面や気泡の周りにある動態を繰り返し観察できる装置とすることで、現象を佇まいや気配といった大きな審美的相対としてありのままみら れるように現わしてきました。今回は水と混ざり合った微粉末がペインティングや写真のような表情をみせる新作「something」、大量のスチロールの 粒子に巻き起こされた運動の一瞬や色彩の拡散をとらえた映像を静止してみせたような平面の大作、オーガンジーに天体現象を観測した画像を写し込んだ大作写 真、吊るした紐にファンの回転を加えてできる残像を彫刻とする代表作を見せています。

この度の展示は、二人の作家に相同してハイライトされる、様々な動態に対する洞察や運動の発現を辿れるよう構成されています。企画を通じアーティストのパフォーマンスを私たちもこの身に通わせることの大切さを実感できるかもしれません。

 

協力:HAGIWARA PROJECTS

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