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Past Exhibition

Motomasa Suzuki World is yours

27 February - 27 March, 2010

Venue : TSCA Tokyo

  • installation view at TSCA, 2011

  • “World is yours” Installation view, 2010, Photo by Keizo Kioku

  • “World is yours” Installation view, 2010, Photo by Keizo Kioku

  • installation view at TSCA, 2010

  • installation view at TSCA, 2010

  • installation view at TSCA, 2010

  • installation view at TSCA, 2010


 鈴木基真は1981年生まれ、東京在住の彫刻家。2004年に武蔵野美術大学卒業。作家の手作業によってスケール感の違う様々な木彫が創造、蓄積され、無限に広がる誰の物でもない風景を、目の前にした人の為の世界へと変容させていきます。

2006年には宇川直広、森村泰昌らが審査員を勤めたジーンズファクトリーアートワード準グランプリ、2007年には第11回岡本太郎現代美術大賞展入選の際も静かだが唯一無二のスタイルが注目を集めました。 風景を手作業で掘り起こしていく彼の制作スタイルは、現実味のなかった世界の一部を現実の物へと変容させるプロセスの様に思えます。 サイズは逸脱することなく、風景になるパーツはそれぞれ、作家がとらえたスケール感を残し目の前に現れます。名前のない作品たちは、まるでありふれた景色と同じように私たちの前に存在しながら、それぞれの作品がキャラクターを持ち、新しい世界を作り始めます。 今回出展される作品では、沢山の木箱、何かの看板、どこかで見たような、知っているような知らない景色の一部を構成、再構築していきます。彼が扱う題材は、私たちが日常にあるものだと理解していながら、実際は感覚ででしか理解していないものです。 無限にあるイメージを容易にインターネット上のクラウドから手に入れられる時代、ひとつずつ作家自身の目で選別して、スローペースに木彫へと変容させていく制作のなかで、彼自身、限界を感じながらその殻を破りさらに限りない世界へと広げて行きます。裏側の見えない平面のモチーフから、自分の記憶を辿り、彫刻の基礎を押さえながらも不思議な重量感のある立体物を創造します。 それぞれの作品は、誰かのものになる事によって新しい世界へと移動し、新たな仲間を集め、プラレール_を形成するような感覚で自分だけの場所を構築させるのです。ギャラリーという空間内に作り出されたどこかの風景は、次第に増殖し、私たちに向けて誰の者でもないものを自身に取り込むきっかけを与えてくれるのかもしれません。 この機会に是非ご高覧ください。

Artist Profile

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