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Past Exhibition

Satoru Tamura “A”マシーン

28 May - 25 June, 2011

Venue : TSCA Tokyo

  • installation view at TSCA, 2011

  • installation view at TSCA, 2011

  • installation view at TSCA, 2011

  • “Heart Machine”, 2011, H20xW18.5xD10.5 cm, Iron, Stainless and Motor drive unit

  • installation view at TSCA, 2011


この度Takuro Someya Contemporary Artではタムラサトル個展「“A”マシーン」を開催いたします。

 

タムラサトル(1972年生まれ、栃木県在住)は、1995年より作品を発表、若干23歳にしてもしかするとこの世界の物の意味を排除することの表明として作家を志したのではないかと感じさせるほど、その姿勢は揺るぎなく一貫し続けています。

初期の代表作には、プロペラのついたクマが後退する「Standing Bears Go Back」や映像作品「最終的に、洗濯機が燃える」「プラスチックモデルは粉々にくだける」など。また、近年はWeight Sculpturesシリーズ、接点シリーズなど新たな展開が、国内外で注目を集めています。

 

2010年は都内3カ所にて個展を開催し、小山市立車屋美術館のこけら落しを飾った個展では、『小』『山』の形で回転するチェーンのマシーンシリーズが初めて出品されました。2011年には新宿ビームス(東京)のB Galleryにて接点シリーズのひとつである「100の白熱灯のための100のスイッチ」を発表。アパレル店舗内に併設されたギャラリーでの展示は、タムラの可能性をさらに広げるものとなりました。

 

“なんの背景ももたない 思想的に真っ白な作品をめざし、意味の破壊をテーマに作品を制作。”と作家が話すように、自主的に何かを行うのではなく、無負荷状態で回転し続ける姿は、『マシーンとは何か』という概念をとても無意味なものとして私たちに認識させてくれます。

ただ、科学や哲学、そしてアートといった「オプション」がデフォルトへ戻され、またあるいはセレンディピティのような直感へ至ることもあるかもしれない、この無意味な活動をぼんやりと眺めている私たちの多様な思いの外側に、確かにこのマシーンが在ることが感じられるでしょう。

 

AからZと続く作品は、各アルファベットの形にチェーンが設置されたマシーンの作品。AはA、BはBの形にただ動き続け、何も仕事をせず、ただAあるいはBと動くだけ。何かを運ぶ事もできず、ループし続ける自動装置に取り付けられたチェーンから聞こえる油の音や、匂いがそこから漂い続けます。今回TSCA, TokyoではA,B,Zの大作品と星形、ハート型の小作品を展示。

 

近年美術館での展覧会が多かったタムラが、また別のステージへと移行させた作品群をこの機会に是非ご高覧ください。

Artist Profile

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