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Past Exhibition

岩井優|Dancing Cleansing

12 November - 10 December, 2011

Venue : TSCA Tokyo

  • installation view at TSCA, 2011

  • installation view at TSCA, 2011

  • installation view at TSCA, 2011

  • installation view at TSCA, 2011

  • “White porcelain bottle” installation view at TSCA, 2011

  • installation view at TSCA, 2011

  • installation view at TSCA, 2011

1975年京都生まれ。2009年東京藝術大学美術研究科後期博士課程修了。博士(美術)。これまで「クリーナーズ・ハイ」というテーマで、清掃/ごみを作品制作に持ち込んでいる。インスタレーション、映像、パフォーマンスなど多岐に渡る表現媒体を用いて、我々の暮らしに内在する清潔への欲望を、矛先をずらしながら示し、循環的な営みを問い直している。主な個展に「Clean up 1. 2. 3.」(Art Center Onging、東京、2009)、「Cleaner’s high #1」(Otto maintzheim Gallery、東京、2008)。主なグループ展に「Re:membering _ Next of Japan」(Alternative space LOOP、韓国、2009)、「Double Cast」(トーキョーワンダーサイト本郷、東京、2007)など。

今回の展覧会は、2010年に開催された坂野充学との2人展「Spontaneous Order」に続く、TSCAでは2回目の展示、また初の個展となる。 近年、国内に限らず台湾でのレジデンス滞在、グルジアでのグループ展参加など活動の幅を広げ行く先々でアイデアを蓄積し次の展覧会へとストーリーをつなぐような制作過程を持っている。彼の制作過程では、リサーチは重要な要素の一つでもあるが、万国共通の”掃除”や”洗浄”という行為に落としこむ事で、どのような文化背景を持つ国で撮影されていたとしても、どこかのポイントで鑑賞者の記憶とシンクする。 展覧会のタイトルにもなっている「Dancing Cleansing」は、今回の個展を皮切りにシリーズ化される。展示される作品「Dancing Cleansing _Okinawa, “Hip Hop”」は2009年から制作を開始。リサーチを重ねた後、沖縄で撮影された。 若くして自らダンススタジオを構え、子どもたちにダンスを指導するAkemiを主人公に、街中をリズムに合わせてモップで掃除しながら進む。彼女のインタビューや、指導風景をドキュメンタリーとして展覧会に合わせて同時公開。現代の沖縄が抱える問題に取り組みながらも、彼がビジュアル化する事を得意としている「クリーナーズ・ハイ」というテーマは、進化しながら「Dancing Cleansing」シリーズへ引き継がれる。

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